1925 年

出坐田次郎（でざ でんじろう）が京都市内に「出坐呉服店」を創業。店舗の片隅で適当に売っていた手作りの筆記用具や帳簿がなぜか地元で評判となる。

1935年

呉服の販売を諦め、出坐呉服店を正式に法人化し株式会社出坐文具として設立。独自の出坐式万年筆を発表。インク漏れしにくい構造が評価される。
同時に発表した消しゴムがまったく消えないことから「消えない消しゴム」として全国的な知名度を獲得。

1955 年

大量生産を支える工場を京都近郊に設立。

1970 年

出坐手久男（でざ てくお）が2代目社長に就任。同時に、社名を「DEZATECH Stationery」へ変更。これにより、伝統を継承しながらもテクノロジーとデザインを融合した現代的なブランドとしての発展を目指す。改名とともにロゴや製品パッケージも一新され、国内外の市場でさらにブランドイメージを強化。

1989 年

株式を公開し、東証一部（現在のプライム市場）に上場。新たな資本を元に全国規模での販売網を強化。

2000 年

創業75周年を記念し、革新的な「スマートノートシリーズ」を発表。手書きとデジタルを融合した製品が話題を集める。

2010 年

上場後の経営方針の柔軟性を高めるため、現経営陣によるMBO（マネジメント・バイアウト）を実施。非上場化することで長期的なブランド価値の向上を目指す。

2015 年

環境に配慮した製品ライン「エコ文具シリーズ」を展開。リサイクル素材を使用した製品がヒット。

2025 年

創業100周年を迎え、伝統と革新の集大成となる記念コレクション「Centennial Edition」を発表。これまでの歩みを振り返る展示会を本社食堂で開催。
CIを導入し、ロゴを一新。同時に「DTS DNA」を発表。